株主優待とは?初心者でもわかる基本と始め方

株主優待とは?仕組み・メリット・始め方を解説(商品・ポイント・サービスの例) 投資

株主優待とは、企業の株式を保有することで商品券・買い物割引・映画チケット・ポイントなどの特典がもらえる制度です。

配当金とは別に特典が受け取れるため、個人投資家の間で人気があり、初心者でも始めやすい投資方法として知られています。

一方で、これから株主優待を始めようと思っても

・株主優待ってそもそも何
・メリットは何
・いつまでに買う必要があるのか

といった疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、株主優待の基本的な仕組みを解説し、NISAの成長投資枠を使って株主優待株を実際に購入するまでのステップを紹介します。

具体的なおすすめ銘柄は別記事を用意していますので、ご覧ください。
【2026年】株主優待おすすめ5選|初心者向け優待株ランキング

株主優待とは? 株主優待の「仕組み」と「投資家側のメリット」

日本証券業協会の株主優待の意義に関する研究会の「株主優待の意義に関する研究会 報告書 (概要)」によると、2024年9月末時点で全上場企業の約3社に1社が株主優待を実施しています。

優待投資を始める前に、株主優待の仕組み・メリットを解説しておきます。

株主優待とは

株主優待とは、「権利付最終日」に「一定数の株式」を持っている人に対して、会社が「品物やサービス(自社製品やクオカード・お米など)」を贈る制度のことを言います。

株主になると配当を受け取ることができますが、配当が「お金」という形で受け取るのに対し、株主優待は商品やサービスで受け取る点で違いがあります。

投資家にとっての株主優待のメリット

株式投資で利益を得る方法は主に次の3つです。

  • 配当金を受け取る
  • 株価が上がったタイミングで売却して利益を得る
  • 株主優待を受け取る

株主優待は、配当や売却益とは別の形で利益を得られる点が特徴です。

私の場合は、配当と優待を合わせた利回りが4〜5%程度になる銘柄を目安に考えています。

インデックス投資と比較しても、十分に魅力のある水準だからです。

【参考:会社側のメリット】
会社側にとっては以下のメリットがあります。

  • 自社製品やサービスの宣伝になる
  • 個人株主を増やすことができる
  • 長期株主を増やすことができる

株主優待は「権利付最終日」までに株を買えばもらえる

株主優待は「◯月末の株主」といったように基準日が決まっており、その2営業日前までに購入する必要があります。

例えば、すかいらーくの場合には、「6月末と12月末の株主」と指定されています。

すかいらーくの株主優待条件(6月末・12月末の株主で100株以上保有)
すかいらーくの公式ホームページから抜粋

注意が必要なのは、その指定された日の2営業日までに購入をしておく必要があります。

その2営業日前のことを「権利付最終日」と言い、「この日までに株を買えば優待がもらえる最終締切日」です。

株主優待の権利確定日と権利付最終日の関係(2営業日前までに購入)

その2営業日前のことを「権利付最終日」と言います。

このルールさえ分かれば、あとは銘柄を選んで購入するだけです。

「ステップ③:株主優待を受ける条件(権利付最終日・必要株数)を確認する」でも改めて解説しています。

株主優待はいくらから始められる? 目安と具体的な銘柄を紹介

株主優待を受けるには、基本的に「100株分の株を購入する資金」が必要です。

銘柄によって株価が異なるため、必要な金額も変わります。

実際にどれくらいの金額で株主優待が始められるのか、人気銘柄の例を見てみましょう。

以下の画像は、楽天証券の月別株主優待ランキングの総合順位です。

株主優待に必要な金額の比較(NTT・ソフトバンク・楽天・トヨタ・イオンの100株購入金額)

2026/3/19時点の株価ベースですが、例えば、NTTの場合は株価が約158円のため、100株=約1万5,000円前後で株主優待を受けることができます。

このように、銘柄によっては数万円で株主優待銘柄を購入することができます。

「思っていたより少額で始められる」と感じた方も多いのではないでしょうか。

株主優待を始めるための4ステップ

株主優待を始めるためには、以下の4ステップで開始しましょう。

①証券口座を作る → ②銘柄を決める → ③条件(権利付最終日・必要株数)を確認する → ステップ④株を購入する

ステップ①:証券口座を作る

株主優待を始めるには、まず証券口座が必要です。
無料で開設できるので、先に準備しておくとスムーズです。

ネット証券の中でも口座数が多いSBI証券がおすすめです。

株主優待株は、NISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠でも購入できますので、NISA口座の同時開設をおすすめします。

証券口座の審査や開設が不安な方は、こちらで詳しく解説しています。
▶︎証券口座は誰でも作れる?無職・主婦・学生でも審査に通るのか解説

以下の記事を参考にSBI証券の口座を開設しましょう。
▶︎SBI証券の口座開設方法|流れ・必要書類・日数をわかりやすく解説

楽天ポイントを使って株主優待を始めたい方は、楽天証券も選択肢になります。
▶︎楽天証券はおすすめ?メリット・デメリットと向いている人をわかりやすく解説

ステップ②:銘柄を決める

本記事や証券会社の株主優待特集などを参考に銘柄を決めるといいでしょう。

最低限、直近の決算が黒字になっているか、配当は出しているかを確認する必要があります。

銘柄については、楽天証券の株主優待ランキング(5社)をまとめた【2026年】株主優待おすすめ5選|初心者向け優待株ランキング も参考にしてください。

2026年3月10日時点では、楽天証券の株主優待ランキング(5社)のうち、楽天を除く4社は黒字で配当も実施しています。

ステップ③:株主優待を受ける条件(権利付最終日・必要株数)を確認する

優待を受けるには条件を確認する必要があり、会社を絞り込む目的でまとめサイトなどを利用するのは便利で私もよく利用しています。

しかし、優待を受けるために必要な条件は変更になることも多く、まとめサイトでは必ずしもタイムリーに情報が更新されているとは限りません。

そこで、実際に購入する前に、会社の「株主優待情報」のページで権利付最終日と必要株数を確認しましょう。

権利付最終日とは

配当や株主優待を受け取るためには、基準日(権利確定日と言います)から2営業日前の「権利付最終日(権利付き最終売買日とも言います)」までに証券会社で購入する必要があります。

会社によって「権利付最終日」が異なるので、実例を見てみます。

例えば、イオンの「権利付最終日」を公式HPから確認してみます。

イオンの株主優待の権利付最終日(2026年2月25日・8月27日)の例
イオンの公式ホームページより抜粋

「権利付最終日」は、2026年2月25日(水)と2026年8月27日(木)と記載されています。

つまり、この日までに株を購入(※)しなければ、配当や株主優待を受けることができません。

株の注文が成立し、証券口座の保有株として反映されている状態

【関連記事】
具体的に「いつまでに買えばいいのか」「どうやって調べたらいいのか」はこちらで図解付きで解説しています
株主優待銘柄はいつまでに買う?権利確定日の2営業日前が正解

必要株数とは

「必要株数」も会社によって異なるので、実例を見てみます。

NTTの場合は、「100株保有」が条件となります。

NTTの株主優待の対象条件(基準日時点で100株以上保有が必要)

【参考:株数によって優待内容が変わる会社もある】
例えば、イオンの「必要株数」を公式HPから確認してみます。

イオンの株主優待である「買い物によるキャッシュバック」は、100株で1%の還元率、200株で2%の還元率という風に、9,000株まで段階的に還元率が上昇する仕組みです。

持ち株数が多い人、普段の買い物額が多い人ほど還元額も大きくなる仕組みです。

イオン株主優待のキャッシュバック還元率(1%〜7%)

一方、イオンシネマの映画は100株以上の保有(※)で優待料金で観ることができます。

100株以上の株主には「オーナーズカード(株主さまご優待カード)」が発行され、オーナーズカードを提示するとイオンシネマの映画を優待料金で観ることができます。

イオン株主優待の映画割引料金(大人1000円・高校生以下800円)

つまり、イオンのように幅広い優待を実施している企業の場合、優待内容によって必要株数が変わることがあります。

イオンの株主優待は非常に幅広く、上記の買い物キャッシュバックと映画の優待料金はほんの一例となります。

詳しくは、以下の解説記事をご覧ください
【最新】イオン株主優待(オーナーズカード)完全ガイド|キャッシュバック・映画割引・ラウンジ

ステップ④:証券口座で株を購入する

銘柄と株数を決めたら、証券会社の画面から株を購入します。

株主優待を受け取るには「権利付最終日」までに株を保有している必要があります。

まとめ:株主優待は配当とは別の形でリターンが得られる

株主優待は、株を保有することで 商品・ポイント・サービスなどの特典を受け取ることができる制度です。

企業にとっては個人株主を増やすメリットがあり、投資家にとっては 配当とは別の形でリターンを得られるという点に魅力があります。

インデックス投資と同様に、余剰資金で優待株をコツコツ積み立てて優待を得ましょう。

配当を原資に優待株を買い増しするのも良いと思います。

まずは証券口座を作って、銘柄をチェックしてみましょう。

▶ SBI証券の口座開設はこちら
SBI証券の口座開設方法|流れ・必要書類・日数をわかりやすく解説

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